海外なんて自分には無理だ。
国際交流なんて無理だ。
そんな風に、
思っている人はいませんか?
青年海外協力隊でニカラグアの人々と接していたある日、女子野球チームの選手が、「日本人の翔太ならできるよ」と言ったのです。
なんで「日本人の」自分なら、と言うのだろうと疑問に思いましたが、気づいたときハッとしました。それはつまり、その子が置かれた貧しい環境では野球や自分の望むことを実現するのはとても難しいということです。
日本におかれていた自分の環境は非常に恵まれていて、機会もたくさんある。それなのに、「自分なんてできない」と決めつけて実践してこなかったことに後悔しました。
だからこそ、ニカラグアの彼女たちの夢を叶えてあげられるのは自分かもしれないと思いました。こうして始まったのが、ニカラグア選手を日本に招聘する活動です。
これまで「自分なんてできない」と思っていたことも、「自分ならできる」と自信を持つことができるようになりました。
そして思いました。
「もっと早くこんな経験をしておけばよかった」
「できないと思っていただけで、本当はできる自分がいたじゃないか。」
だからこそ、国際交流に縁がなかった子供たちに、このような機会を提供したい。
野球を通じた交流なら言葉だっていらないし、「私でもできるじゃん」という経験が、その子たちの今後の未来を変えていくと信じています。
ニカラグアから日本に来た選手たちとの交流であれば、その子供たちはわざわざ外国まで行かなくてもいい。
子供たちが自分の街にいながらでも、外国人との交流という挑戦を通して、自分に自信を持つきっかけを作ってほしい。
これが、日本にいる僕の活動の原点であり、原動力です。
阿部翔太と申します。出身は福島県で、大学まで野球一筋。祖父母の他界をきっかけに、ずっと興味のあった海外への道に。
全ての人に可能性があると信じています。それは、どんな環境でも、「やりたい!」と声をあげたら助けてくれる仲間が世界中にいると、信じているからです。
国境を超えて世界を変える力がある。「貧困を解決したい」「男女格差を無くしたい」「教育格差を無くしたい」どんな角度からでも良い、世界に広がる新たな夢に出会ってほしい。それがプロジェクトに込めた想いです。